爪の色で健康状態が分る?!

爪は何で出来ているの・・・?!

爪は皮膚の一種
爪を見ると体の健康状態が分ると言われています。
爪は硬いので骨が変化したもののように見えますが、皮膚と同じ成分(ケラチン)で出来ています。ケラチンはタンパク質の一種で、髪の毛もケラチンで出来ています。
爪に含まれる水分量
爪は皮膚や髪と同じ成分で出来ているので、意外と多くの水分が含まれています。一般的な爪には10~20%程度の水分が含まれていると言われています。爪の水分量は年齢とともに減少していきますので、爪を健康な状態に保つためには乾燥を避けるようにして下さい。

爪の成長速度

爪の伸びる速度
手の爪は1日に約0.1~0.2mm程度の速さで伸びます。そこで爪の根元から異変迄の長さを測ると、異変が起きた大体の時期が特定できます。
足の爪は2日で約0.1~0.2㎜の速さで伸びています。
伸びる速度の違い
爪の伸びる速度は血液の流れる量によって決まりますので、血行の良い人は爪が伸びやすく血行の悪い人は伸びる速度が遅いのです。
また『利き手』の方が爪が伸びやすく、小指よりや薬指よりも親指や中指の方が伸びやすいようです。

爪の色の特徴

爪がピンク色
正常で健康な状態の爪の色です。

足の爪が黄白っぽく濁っている
特に足の爪に発生する現象で、爪白癬(爪水虫)と呼ばれています。
足の裏や指に発生している水虫菌(白癬菌)が、爪の中に発生してしまう現象のことです。白癬菌が爪に入ってしまうと白癬菌の巣が出来てしまい、体内に白癬菌が拡散する可能性もあります。
爪白癬を放置しておくと歩行困難になったり、脳に白癬菌が移動するとアルツハイマーの原因にもなるとも言われています。

爪が青紫色
爪の色が青紫色や暗い赤紫色の場合は、血中の酸素濃度が低下してチアノーゼになっている可能性があります。
肺疾患や心臓疾患の可能性がありますし、糖尿病の可能性などもあります。

爪が赤黒色や赤褐色
爪が赤黒く見えたり赤褐色になってきたら、腎臓疾患や呼吸器疾患の可能性があります。
この症状が続くようなら、注意が必要です。
もし体調にも変化があるようなら医師に相談してみましょう。

爪が白っぽく濁っている
爪が白っぽくなっているという事は、血液が指先まで十分に行き届いていない可能性があります。つまり爪が白っぽくなっていると貧血の可能性があります。鉄分が多い食事をとっても改善されない場合には、腎臓障害や肝硬変の可能性もあります。また糖尿病の可能性もあるので、倦怠感があったりのどが渇きやすかったりトイレが近い等の症状があれば医師に相談してみて下さい。

爪の異変のまとめ

爪は体調の変化に敏感に反応します。
爪に気になる現象が発生した場合や爪が変色した場合には、その様子を撮影したり時期や具体的な症状などを書き留めておくと、あとで役立つ場合もあります。
症状が進行する際には、皮膚科の医師に相談するようにしてみて下さい。