家庭用ゴミの処分法
家庭で発生したゴミの処分方法は1つしかないと誤解されている方が結構な割合で存在します。
家庭用ゴミは
毎週決まった曜日の朝に、
地域で決められた回収スペースに
ゴミを指定された分別袋に入れて置くと、
ゴミ収集業車が持って行ってくれる。
しかし、それ以外のゴミを処分する方法としては、自分でゴミ処分場に持ち込むという手段があります。
家庭ゴミは個人が持ち込んでも、市区町村のゴミ処分場(一般廃棄物処理施設)で引き取って貰えます。
ゴミの分別が分らなくても、自分で出来る範囲で振り分けて持って行けば、施設の人が丁寧に教えてくれます。
また手順もすぐに覚えられますし、分からなければゴミ処理施設の人が教えてくれます。
ゴミの処分場によってゴミを処分してもらえる手数料は違いますが、概ね『10㎏=0~200円』ぐらい範囲です。
一般ゴミを45ℓ袋に詰めると1㎏弱ぐらいなので、45ℓのゴミ袋が10袋あっても100~200円くらいの処分手数料で済みます。
勿論、決められた場所の決められた時間までに出せば、無料でゴミを持って行って貰えますから、ゴミ出しに支障のない方はそれで十分だと思います。
しかし中には、生活スタイルや仕事の事情や個人的な都合などで、毎週決められた場所にゴミを捨てる事が困難な方も存在します。
主に下記のような項目に当てはまる人です。
✅ 朝の出勤が早くゴミを捨てる時間が取れない。
✅ 夜のうちにゴミを出そうとすると、近所の人に叱られる。
✅ 分別が難しくて自分では出来ない。
✅ 近所の人にゴミの内容物を監視されているみたいで出しにくい。
✅ ゴミを出しそびれているうちに、大量に溜まってしまい出せなくなった。
✅ 毎週、決まった時間にゴミを出すのが億劫で面倒くさい。
そのような方には家庭用ゴミを自分で直接処理場へ持ち込む方法をお勧めします。
自分で一般廃棄物処理施設にゴミを搬入する方法
通常、家庭用ゴミはゴミ収集車が回収して、ゴミ処理場に運んでくれます。
つまり、自分のゴミを自分の車で直接ゴミ処理場に持ち込んでも構わないのです。
ゴミ回収をする作業者とゴミ処理場で働く作業者の違い
普段ゴミを回収する作業員は、業者の作業員(普通のサラリーマン)です。
ゴミ処理場で働いている人は、市町村区の公務員です。
つまりゴミの回収をしている作業員は、行政からゴミの回収を委託された業者(一般的な企業)なので、住民は自分でゴミ処理場に家庭用ゴミを持ち込んでも何ら問題は無いのです。
自分でゴミを処理場に持ち込むメリット
・ゴミの内容物を近所の人に見られないで済む。
・曜日に関係なくゴミを出せる。(住んでいる市町村による)
・朝から夕方まで好きな時間にゴミを出せる。(住んでいる市町村による)
・一度に大量のゴミを出せる。(住んでいる市町村による)
・分別は必要だが、可燃ゴミも不燃ゴミも粗大ごみも資源ゴミも同時に出せる。(住んでいる市区町村による/大都市は無理)
自分でゴミを処理場に持ち込むデメリット
・ゴミの量に応じて手数料を取られる場合がある、(無料の市町村もある)
・徒歩や自転車ではゴミを持ち込めない。(持ち込める市町村もある)
・最初に窓口で受付(申請書の記入)が必要。(誰でも簡単に書ける)
・自宅からゴミ処理場が遠いと行くのが面倒くさい。
基本的には、どの市町村でも簡単に出来ます。
1回目は受付用紙の書き方や搬入場所などで多少戸惑うかも知れませんが、誰にでも簡単に手順を覚えられます。
やり方を覚えてしまえば、家庭用ゴミを自家用車やトラック一で一気に片付けられるので、人によってはこの方が気楽かも知れません。
自分でゴミを処理施設に持ち込む手順(例)
1:自宅のゴミを分別(可燃・不燃)して透明な袋に入れる。(指定のゴミ袋を使う必要はない)
2:ゴミ処理場か環境事業所に電話して予約する。(予約が不要な市町村もある)
3:ゴミを処理場に持ち込む。
4:申請書に必要事項を記入する。(住所・氏名・連絡先・車のナンバー・ゴミの種類など)
5:免許証を提示する。(管轄の住民である証明をする)
6:自動車からゴミを出して、指定された場所に置く(または作業員に渡す)
市区町村によって多少の違いはありますが、大体上記のような手順でゴミを捨てられます。
自家用車が無い方はレンタカーを借りても出来ますし、知人の自動車で運んでも構いません。
ゴミ処理施設が混んでいなければ全工程が3分ぐらいで終わる場合もあります。祝日に大都市でゴミ処理の搬入をしようとすると、待ち時間だけで30~40分かかることもあります。(搬入する曜日と時間帯と住んでいる市区町村による)
詳しい情報は各市区町村のホームページに記載されています。また役所に行けば資料が置いてある場合もあります。
ゴミ処理場の内容
詳細な条件は必ず各市区町村の役場で訊ねるか、行政のホームページを御覧下さい。
地方都市のゴミ処理施設(実例)
・事前の受付や電話は不要で、いつでもゴミを持ち込める。
・毎日家庭用ゴミを持ち込める。(土日も可能)
・1日100㎏までのゴミは無料で持ち込める。(明日も明後日も100㎏以内なら無料)
・可燃ゴミも不燃ゴミも資源ゴミも粗大ごみも同時に持ち込める。(分別は必要)
・粗大ごみも持ち込める。(100㎏以内は無料)
・1日に3回でも4回でもゴミを持ち込める。
・パソコン(ノート・デスクトップ)も携帯電話もスキャナーも持ち込める。
大都市のゴミ処理施設(実例)
・ゴミを持ち込む前に事前の電話や受付が必要。
・平日は毎日家庭用ゴミを持ち込める。(土日は不可)
・ゴミの搬入には手数料200円(10㎏ごと)がかかる。
・パソコンは持ち込めない。
・可燃ゴミと不燃ゴミは同時に持ち込めない。
・大きなゴミ(180㎝以上)は、指定された別の処分場に持ち込む。
・家電リサイクル法対象商品(エアコン・TⅤ・冷蔵庫・洗濯機)は持ち込めない。
詳しい情報は住んでいる市町村での確認が必要ですが、大まかに『地方の市町村』の方が『大都市の市区』に比べて寛容に対応して貰えます。(そもそも排出されるゴミの量が違う為)
自分で出来るゴミ処分方法のまとめ
自分が住んでいる市区町村のゴミ処分場にゴミを出す方法があり、住民票がある地域なら誰でも簡単にゴミを捨てる事が出来る。
・平日の9時頃~16時頃までならゴミを引き取ってもらえる。(土日OKの市町村もある)
・手数料がかかる場合がある。(10㎏=0~200円位)
・ゴミ処分場の詳細は市区町村のホームページに記載されたり役所で教えてもらえる。
・誰でも簡単にゴミ処分が出来る。
レンタカーで軽トラックを借りて、荷台に一杯のゴミを持ち込んでも手数料は数千円程度です。近所のゴミ出しが苦手な方は、是非自分でも挑戦してみて下さい。