爪の異変は身体の異変?!

爪には様々な異変が起きる事があります。
爪は身体の不調や変化が表れやすい部位なので、健康の為にも定期的に爪のチェックをして下さい。

爪の異変の10パターン

爪に入っている縦すじの原因
爪の根元にある爪母(爪を作り出す場所)には凹凸があり、それが年齢を重ねるとそれぞれの段差が激しくなってきます。
その段差が爪の縦すじとして表れるのです。
個人差はありますが、だいたい30歳ぐらいから縦すじがハッキリと目立つようになってきます。

爪に入っている横すじの原因
爪を作り出す爪母に流れる血液の量が減少すると、爪を作る量も減少してしまいます。
そうすると爪が薄くなってしまい、爪に横溝が生じてしまいます。この爪に入る横溝が、横すじになってしまう原因です。
血液の量が減少するのには幾つかの原因が考えられますが、肉体的なストレスや精神的なストレスの場合が多いようです。他にも栄養が足りていなかったり糖尿病の可能性もあります。

爪の黒点
爪の内部に発生した内出血の可能性が高いですが、爪に発生したほくろが原因の場合もあります。(因みに黒点がガンである確率は数十万人に1人だと言われています)

爪に縦の黒い線が入っている
爪の根元にあるほくろが原因の場合が殆どです。
しかし中にはガン(メラノーマ)である可能性もあるので、気になる黒線がどんどん太く成長する場合や色が濃くなってきた場合には、医師に相談してみて下さい。(因みに黒線がガンである確率は数十万人に1人だと言われています)

爪の根元のささくれ(さかむけ
爪の根元の側面がささくれている原因は、爪が根元から裂けてしまっている状態です。『爪ささくれ(さかむけ)』とも呼ばれていますが、爪の栄養不足や水分不足で起こると言われています。放置しておくと出血する可能性もあるので、爪切り等で切ってしまうと安心です。

爪の先端が膨らんでいる
爪の真ん中あたりが膨らんで盛り上がっている状態で、爪が『太鼓のばち』のように見えることから『ばち爪』や『ばち指』と呼ばれています。
ばち爪になっている人は、心臓疾患や肺疾患や肝臓疾患や消化器疾患の可能性があります。とにかく、ばち爪になった人は一度病院で診察を受けるようにして下さい。

爪が反っている
骨は指の先端まで入っていないので爪の強度が落ちてしまうと、指にかかる圧力に耐えきれずに爪が反ってきてしまいます。鉄分が少ないと起きる現象なので、爪が反ってきていると貧血の可能性があります。スプーン爪とも呼ばれています。
爪が反っている人は、定期的に鉄分が多い食事を取るようにして下さい。

爪の根元に爪半月(白い半月)がない
爪母から出来たばかりの新しい爪には、水分が多く含まれていて白っぽく見えます。
爪半月が目視できるかどうかは爪母からの距離が近いか遠いかだけのことなので、特に健康上の問題はないと言われています。

爪が二枚に重なっている
爪の先端付近が二重になっている場合は、たんぱく質の不足が原因だと言われています。
本来、爪は三層構造なのですが、たんぱく質の不足により爪の層が剥離して二枚爪になってしまいます。爪が剥がれる範囲が広がってくると、爪の先端が黄色くなってきます。
爪が二枚(二重)になってきている方は、普段から鉄分やタンパク質などの栄養を摂取するように心がけて下さい。また、爪の剥離は乾燥が原因の場合もありますので、マニキュアを塗る方は、爪の水分量を増やす(浴槽に指を浸ける)ようにして下さい。

爪が割れている
爪の水分量が減少すると爪が割れやすくなります。
特に冬場の浴槽に浸かる時は、手の指をお湯に浸けるようにして下さい。

爪の異変のまとめ

爪の異変には身体に影響を与えない変化から、早急に医師に相談した方がいいことまで様々なパターンがあります。
普段から手の爪は見る機会が多いと思いますが、足の爪はあまり気にして見ない人も多いのではないでしょうか?
しかし足の爪も定期的にチェックすることが、病を未然に防げるポイントになります。
是非、健康の為にも爪のチェックを欠かさないようにして下さい。