意外なゴキブリの浸入経路 1

意外と知られていないゴキブリの浸入経路

室内を綺麗に掃除したり清潔に保ったりしていても、何故か発生するゴキブリに疑問を感じた事はありませんか?
実はゴキブリは意外な経路で住宅に侵入しています。
ゴキブリの侵入経路を断つことで、少しでも室内への侵入を阻止して下さい。

見落としがちなエアコンの排水口

夏場はエアコンの排水口(直径1~2㎝)から定期的に水が排出されるので、ゴキブリも侵入しにくいのですが、エアコンを使用しない時期にはゴキブリにとって建物の外と中を繋ぐ格好の通り道になってしまいます。

依頼者の中には驚かれる方もみえますが、この侵入経路はゴキブリにとって非常にメジャーな玄関になってしまっています。
ですから、エアコンを使わない間は排水口を塞ぐように心掛けて下さい。

その方法も簡単です。
排水口の先端にキャップをハメてしまえばいいのです。
排水口を塞ぐキャップは100円均一などで販売している場合もありますが、専用のキャップが無い場合には、セロテープで『ぐるぐる巻いておく』だけでも十分効果は発揮出来ます。
スグに出来るゴキブリ侵入防止策なので、やってない方は是非実行してみて下さい。

台所やトイレや浴室の換気扇

次は、水回りの換気扇です。台所の換気扇には蓋があり、一見するとゴキブリが侵入できそうも無い感じに見えますが、意外と隙間が空いていてゴキブリ程度の昆虫なら簡単に侵入出来てしまうスペースがあります。

特に台所の換気扇付近には、調理中の『様々な匂いが付着している』ので、ゴキブリが集まりやすい状態になってしまっています。
本当は換気扇の外側にフタをしておけると良いのですが、現実的には調理のたびにフタの取り外しをするのは面倒です。

そこで外壁側の換気扇の廻りを清掃して、粘着テープなどを貼っておくとゴキブリが侵入するのを阻止出来ます。
又は、換気扇の外側に防虫塗料を塗っておくのも侵入予防に役立ちます。

侵入経路の王道は水回りの排水口

ゴキブリが室内に浸入する経路の王道は洗面所や台所や浴室の排水口です。
基本的に排水管は『臭いの逆流を防ぐ為に、配管内に滞水している構造』になっています。つまり本来、昆虫や害虫が排水管を通って室内に侵入するのは不可能なハズなのです。しかし排水管にゴミが溜まったり髪の毛が詰まったりするのが原因で、滞水しているハズの水が抜けてしまっていることがあります。
そうすると、ゴキブリにとっては室内への便利な通路になってしまいます。

この排水口からの浸入を防ぐ手段として、定期的に『配管をゴミごと溶かして洗浄してくれる洗剤』で、配管の清掃をおこなって下さい。
洗浄剤はホームセンターなどで販売していますし、洗浄剤を入れて数十分後に水で流すだけなので、たいして面倒な手間ではありません。

ゴキブリと同伴・・・?

これも意外に思われるかも知れませんが、玄関や勝手口から堂々と入ってくるケースです。
換気の為に扉を開けていると、その隙間からゴキブリが侵入してしまいます。
また人が出入りする瞬間に、一緒にゴキブリが入ってきてしまう事も結構あります。
特に夜間だと玄関扉の付近にゴキブリがいても気付きにくいので、簡単に浸入を許してしまいます。

玄関や勝手口を換気の為に開ける際は、網戸を設置するなどして害虫の侵入を防ぐと良いと思います。

御興味のある方は『意外なゴキブリの浸入経路2』も御一読下さい。