便利屋の時間屋ではフランチャイズ加盟店を募集しています。
フランチャイズに加盟すると、後は自動的に儲かるシステムを教えてもらえると思っている方がいますが、決してそのような事はありません。
それは何も弊社に限らず、コンビニエンスストアのフランチャイズでも飲食店のフランチャイズでも同じことが言えると思います。
時間屋では
『ヤル気はあるが何を頑張っていいか分からない。』方であれば御力になれると思いますが、『加盟金を払えば後は本部が何とかしてくれる』と考えている方を成功させる事は難しいと考えています。
時間屋が考える成功に必要なものとは、
『経営者の弛まない努力の結果だと考えている』からです。それでは、フランチャイズの意味がないじゃないかと思われる方もみえるかも知れません。
仰る通りです。
それでは『何のためのフランチャイズシステムなのか?!』と感じる方も見えるかも知れません。
それはサポート要素です。
例えば、1人で便利屋を始めても分からないことが多く試行錯誤が繰り返されるでしょう。
そして数週間~数か月かけて問題点を改善しながら、事業を進めていくことでしょう。勿論、そのような問題点は1つだけではなく、複数あるかも知れませんし数百の問題点があるのかも知れません。
それらを全て改善するのには1代では難しいかも知れませんし、数十年かかるのかも知れません。
成功を目指すのではなく失敗を減らす
時間屋では
『あきらかに無駄な集客方法』や
『まず失敗する方法』を教える事が出来ます。
誤解しないで下さい。
『誰が実践しても絶対に成功する方程式』などどこにも存在しません。それほど個人の能力や個性や経験値や環境は違います。
しかし
『これをやってしまうと、まず失敗する』という失敗の方程式は沢山あります。
それは、現実に多くの便利屋が失敗してきた方法だからです。
ポスティングの失敗例
その例を1つ記載します。
例えば、チラシのポスティング方法です。
「チラシのポスティングにノウハウやコツなどあるのか?」
と思われる方もいるでしょうが、実際は幾つもあります。
その1つが『挨拶』です。
つまりチラシを配布する際に、すれ違う近所の人や、チラシを投函する住人に対して
「こんにちは」とか
「おはようございます」と
声に出して挨拶する事です。これを続けるだけでチラシの反響率に影響が出ます。
何故、そんなことを自信を持って言えるのかというと、実際に何年もそうやってきたからです。これは何も便利屋のチラシに関して言えることではなく、殆んど全てのチラシ配布に関して言えることです。
挨拶は全体にするのではなく個人にする
ここでの大きなポイントは、
『全体に対して挨拶しても何の効果も期待できない。』という点です。
例えば、選挙の街頭演説で立候補者が全体に対して挨拶しても、誰も返事を返してくれないのと同じことです。
『挨拶』は『1人の個人』に対して、『声に出してする』のです。
実際、依頼者から電話を頂いて訪問すると
「あっ、昨日挨拶した人だ・・・。」
というのは、よくある事です。
チラシでは人柄が伝わらない
チラシだけでは人柄は伝わりません。また近所に見慣れない人がいると、住民は相手に対して不審な感情を抱きます。
しかし「お早う御座います。」と声をかけられるだけで、かなりの緊張感から解放されるのです。更に相手にもう一言声を出せる余裕があるなら、
「便利屋の時間屋です。もし何か御用などありましたら御手伝いさせて下さい。」と続けるのです。ここで
「困った事があったら、いつでも電話して下さいね。」ではダメです。
チラシの配布中に話しかける時は、
「困っていたら助けますよ!」ではなく
「何かあったら手伝わせて下さいね。」なのです。
チラシは配布する人で反響率が違う
もう御理解頂けたかと思いますが、チラシは配布する人によって反響率が違ってきます。
アルバイトにチラシを配布させても『挨拶』などしないからです。
挨拶をするように指導しても、まずやりません。なぜなら、アルバイトにとってはチラシで問い合わせがあろうがなかろうが、時給には影響がないからです。
また最近は、音楽を聴きながらチラシを配布したり電話で話しながらチラシを配布するアルバイトが非常に多いのです。SNSやゲームをしながらポスティングするスタッフもいます。
もしあなたが、便利屋に依頼をするならどちらの便利屋を選びますか?
A:「おはようございます。便利屋Aです。もし何かあったらお手伝いさせて下さいね。」と声をかけてくれた便利屋Aに依頼する。
B:音楽を聴きながら無言で目も合わせずチラシを配布している便利屋Bに依頼する。
つまりチラシの反響を上げるには、オーナーが自分で配布するしかないのです。
だから、便利屋として成功するか否かは、オーナー本人の努力次第なのです。
今の話を聞いて
「なるほど、それならオーナーがチラシを配布しない競合店にも対抗出るから自分にも勝機かあるな。」
と思うか、
「楽して金儲けをしたいのに、それじゃあ意味がないな。」
と感じるかが、冒頭で申し上げた『経営者本人のヤル気次第』だという意味です。
実際、便利屋は『楽して稼げる商売』ではないことを御理解ください。